この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
『私』の掃き溜め
第35章 とあるアラフォー夫婦のデート…の話

座席数140席のお店の内部が、
一部しか写真無かったので
気になっていたのだけども。
日曜日の人気店とあって。
車も満車なら、席も満席。
お店の奥にある、
円形のテーブルを
パーテンションで2人用×4に
区切ってある座席に案内して貰って。
そこから、周囲を見回して見るが。
テーブル席は…綺麗に全部埋まって居て。
お店の混雑具合に
旦那さんも不安そうにしてたけど。
従業員さんのテキパキとした
接客を見ていると。
このキャパを捌いて居るし、
テーブルの回転も…上手いなって
思わず感心してしまう程の感じだったので。
元々、週末は行列の人気店なのだから
そのノウハウはあるだろうと。
「大丈夫じゃない…?」
『いや…でも、こっちの腹の準備が
大丈夫じゃないかも知れん。
嫁さんこの店、知ってたの?
知ってたんだったら、俺、
ちゃんと構えて来てたのに』
そう…お昼のランチも、
かなりボリュームが凄いので。
自分のお腹のキャパシティと
旦那さんは相談してるようだったが。
私は、名物のアーモンドトーストを
一緒に食べられる巴さんが食べた
人気メニューである
レディースセットが食べたかったので。
他にも気になるメニューはあったのだが、
レディースセットに決めて。
旦那さんにメニューを譲ったのだが。
『この店…、この価格で大丈夫なんか?
飲食店はフードロスゼロにすれば、
採算は取れるらしいけど…な』
「薄利多売なんでしょ、要するに。
客単価は安いけど、その分回転させて
採算合わせてるんじゃないの?知らんけど」
写真があるメニューがどれも大盛りで、
価格が800円から1200円程度なので。
採算が取れてるのかと不安そうに
旦那さんがしていた訳なのだが。
注文してから、しばらくすると、
隣の席の若い女の子の所に
注文したドリアかグラタンが届いたのだが。
もうね、グラタン皿がさ。
バット位のサイズあってさ。
グラタン…あの量はヘビーやろって
アーモンドトーストもサラダと
一緒にお皿に乗っていたから。
もぐもぐとその子が、
ひたすらにアーモンドトーストを
食べてる所を見ていたのだけども。
その子が食べきられへん…って
言ってたのか可愛かったです。
お連れさんと…味変して、
何とか完食してたけど…。

