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担当とハプバーで
第6章 墓まで連れ添う秘密たち

 ちゃぷ、と水を垂らしながら手を差し伸べたハヤテが微笑む。
「こっちおいで」
 そんな優しい声で言われて我慢なんて出来ない。
 浴槽の縁に捕まりながら、身を起こして、ハヤテの胸元にそっと抱きつく。
 お湯の中だとより肌の感触が生々しい。
 大きな手が脇腹を掴むと、ぐるんと回されて、ハヤテの胸板に背中がピッタリとくっついた。
 同じ方を向いて足を伸ばす。
 おしりにふにゃりとした感触が当たってる。
「もたれかかっていいから」
「……椅子みたい 」
 お腹を抱えるように手を回されて、身を預けるように後ろに体重をかけた。
「いつもこんなホテルでデートしてるの?」
 一泊何万なのかもわからない部屋にまだ慣れなくて、つい尋ねてしまった。
「んー。気分による」
 耳にちゅっと唇が当たったかと思うと、耳たぶを沿うように舌でなぞられる。
「んひゃっ」
 逃げようとしてもがっちり抱えられてるから、ただ首筋に力を込めて震える。
 舌先は試すように中のくぼみをなぞる。
 くすぐったい。
「耳、弱い?」
 囁かれて無抵抗に頷いてしまう。
 濡れた手で髪を避けるようにかきあげられる。
「凛音は感じやすいな。ビクビク、ビクビクして……」
 ぐちゃり、と直接脳まで響く音を立てながら舌が穴の奥まで入ってくる。
「うあっ、んん」
 唾液で湿ったぬるぬるが出たり入ったり。
 耳たぶに下の歯が当たるのすら、気持ちいい。
「こんな簡単に乱れるくせに……どこでフェラ仕込まれたんだよ」
 垂れる唾液を追うように首に唇が吸い付く。
 痕がつきそうなくらいピリッとした痛みが走って、ぱしゃっと足を跳ねてしまう。
「やっ、痕つけないで……」
 お腹の前で組まれていた手の片方がいつの間にか胸元を這い上がって、首に指がかけられる。
「答えろよ」
 無理やり振り向かされると、氷みたいに冷たい目で見下ろされる。
 ゾワッと背中の毛が鳥肌立つ。
「祥里くん?」
 口を開く前に言い当てられて、虚しくパクパクとしてしまう。
 反対の手が太ももの付け根に差し込まれて、全身がびくんと反応してしまう。
 ぎゅっと閉じても既に遅く、ハヤテの指が割れ目に押し当てられてる。
 はっはっ、と、期待の荒い息がこみ上がる。
「今日は口じゃなくて……こっちに出す?」
 冗談とも本気とも取れる愉しそうな声色で。
 熱い塊がおしりをなぞった。
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