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担当とハプバーで
第4章 明るく怪しい誘い
アナウンスが鳴り響いて、扉が開く。
会社の最寄りの一つ手前の駅だった。
読んでる内容が内容なので、ハラハラしながらスマホを顔に近づける。
両隣のサラリーマンは気にも留めないようにそれぞれスマホをいじっている。
続きに目を這わせた。
ープレイルームに入るとすぐに彼はキスをしてきました。
壁に押し付けられるのが好きなので、抱き合ったまま下がって壁にもたれました。
熱い舌先が何度も絡んで、もう下着の中が熱くなってきているのがわかりました。
お互いに時間が惜しいように服のボタンを外していきます。
彼の裸体は期待以上に鍛えられていて、服越しに触ったペニスも大きくて、待ちきれなくなりました。
全裸になってからベッドに押し倒されて、馬乗りになった彼がおっぱいを舐めました。
お尻じゃなくていいの、と聞くと笑って「楽しみはこの後で」と言って乳首を責め立てます。
私は彼のペニスを早く触りたかったけれど、しおらしく口を押さえて甘い声を漏らしました。
荒々しい彼の舌先に身を委ねました。
胸からお腹、それから湿ったそこにたどり着いた舌が、音を立てて舐め上げます。
お尻をギュッと掴まれて、私ははしたなく声をあげました。
彼は何度も「気持ちいい?」と聞いてきましたが、答える声もままなりません。
ぐちゃり、と割れ目に入ってきた舌がー
プシューッと音が鳴り、隣の人が立ったので焦ってスマホをカバンにしまって立ち上がる。
もう着いたの。
最後まで読みたかった気持ちと、あまりに邪な感情で出社せずに済んだ安堵が織り混ざる。
改札を抜けてからも、一回りも年下との性交とはどんな感じなんだろうと想像が広がってしまう。
二十歳ってことでしょ。
性欲も体力も桁違いでしょ。
省略されてるんだろうけど、こんなにあっという間に他人とプレイするなんて非日常が本当に起きているんだろうか。
そうだとしたら、今この瞬間にだってギラギラとした欲が絡み合っているのかもしれない。
フロアについて、自席に着くと有岡からの視線が頬に刺さる。
「おはよー、葉野さん。ライブ今週末だよ」
「行かないって」
「オレはラスステだから夕飯食べてからでも余裕で間に合う」
「行かない」
「健全に刺激的なこと楽しもうよ」
「あんたの思考は真っ黒でしょ」
始業の音が鳴り、二人同時にイヤホンをつけた。