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担当とハプバーで
第4章 明るく怪しい誘い
昼休みにはすでに顔見知り程度になったキッチンカーの店員と天気の話でもして、ホットドッグを買う。
食べながら朝のブログを開いて、続きを読む。
ー舌が乱暴にクリトリスをいじめて、声が我慢できずに叫んでしまいました。
すると彼は楽しそうに笑って、いきなり指を入れました。
もっと濡らして欲しかったけど、長い指が気持ちいいところにすぐに当たって嬉しくなってしまいます。
「ここ、いーっぱい弄ってあげる」
少し身を起こしてから彼は言葉通り、容赦無く中をかき回しました。
濡れた音が恥ずかしくて、自分だけが喘いでいるのも我慢できずに、早くおちんちんをとねだってしまいました。ー
「葉野さん、いつもこんなところでランチしてんの」
有岡の声にスマホを落としてしまう。
取ろうとしたけれど、ホットドッグを置かないと、と数秒あたふたしている間に、拾われてしまった。
「はい、どうぞ」
差し出されたそれは画面が上向きになっていて、ちょうど読んでいた文章が真ん中に表示されている。
急いで奪い取ろうとすると、有岡は楽しそうにスマホを自分に引きつけて画面を確認した。
「おっと、ちょっと待って。デリカシーゼロなのわかってるけど、この内容は気になりすぎ」
「あんた、人のスマホ見るの最低」
さっと斜め読みしてから、返された。
含み笑いが消えない唇に腹が立つ。
「こんな真っ昼間に読むもんじゃないだろ」
「今は昼休み。私がどこでなにをしようとあんたには関係ないから」
周りに聞かれないか気が気じゃないが、今は一刻も早くホットドッグを食べ終えてここから逃げたい。
アグアグと詰め込んでいると、有岡が隣に座ったので噎せそうになって急いで紙コップの緑茶を飲む下す。
「あーあー、焦ると詰まるよ」
「なんでっ、隣に来るのよ。気まずいってのがわかんないの? 早く向こう行って」
「あんなん読むくらいなら浮気しちゃえばいいのに」
「それは私も考えてる」
「えっ、まじ? 月曜夜ならいつでも付き合えるけど」
「社内で浮気するほど切羽詰まってない」
「ええー、指の動きなら自信あんだけど」
「セクハラ、人事に訴えたら勝てるけど」
「ごめんなさい、調子に乗っただけです」
「いいからもう早くどっか行って消えて」
顔から火は出てないだろうか。
あろうことかあんな場面を読まれるなんて。
人生でもトップレベルの恥。