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P.S. I love you
第1章 P.S. I love you
抜き差しするたびにまとわりつく肉厚な襞。

甘やかな締め付けが、僕を静かに狂わせていく。


隙間なく繋がりあって、抽挿のたびにぬち、ぬちゅ、と甘美な、粘り気のある水音が鳴った。

僕は君に口づけながら、途方もない快楽に身を浸した。

君を高みに連れて行きながら、僕も一緒に昇った。

律動を繰り返し、君の頬を舐め、手を握りあい、どこまで昇るんだってくらいに、一緒に、高く昇った。

君への想いが体の芯に集まって熱い血流に変わってほとばしりを掻き立てた。

迫りくる絶頂に僕は身を任せて腰を振り続けた。

君は律動に合わせて声をあげながらがくがくと腰を震わせて僕の根元をぎゅうぎゅうと締め付けるから、いきそうでいかなくて、いきたくて、いきたくなくて、僕はめちゃくちゃになって喘いだ。

君が到達し、わなわなと肉壺を震わせると同時に、僕も果てた。

君のカラダの内側のうごめきが、僕のものを奥まで吸い上げ、絞り上げるように刺激するから、僕は信じられないくらいにたっぷりと、君の中に吹きこぼし、注ぎ入れた。







これが僕にとっての、忘れられない一夜について。




これほどまでに鮮明に、記憶に刻まれているんだってこと。
これで、僕の想いが少しは、伝わるだろうか。




P.S. きっとまた、書きます

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