この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
女の性癖、男の嗜好…(短編集)
第9章 瑠美子 39歳

瑠美子は掃除機を引きずって
息子の翔太の部屋に入るのを躊躇っていた。

先月、翔太の部屋を掃除していると
ベッドの下からエロ本を見つけてしまった。
そういう年頃になったのだわと
見てみぬふりをしてそのままにしておいた。

夫にその事を告げて叱ってもらおうとしたら
「男の子なんだから性に対する興味が出て当然だろ?
それよりも、ちゃんと男として成長していることを喜ぶべきだ」と
男同士というのか、やけに理解しちゃったものだから拍子抜けしちゃった。

あれから一ヶ月…
勝手に部屋を掃除するなと言いながら
自分では片付けないものだから
どんどんと汚部屋になってゆく。

今度はどんなモノが出てくるのか
興味はあるもののコンドームなどを見つけてしまったら卒倒するかもしれない。

『やっぱり、このままにしておこう…
あまりにも汚くなったら自分で掃除するのよ』

そう呟いて
翔太の部屋のドアを開けずに引き返した。

中学生になってから
翔太は裸体を自分に見せなくなった。
小学生までは風呂上がりに
フルチンで台所の冷蔵庫を開けてお茶を飲んでたクセに、最近は下半身はおろか、上半身のヌードも見せてくれなくなった。

/541ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ