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女の性癖、男の嗜好…(短編集)
第10章 千草 36歳
「ね、お母さん…僕の体って、女の人から見て魅力的?お母さんってば…」
その一言と息子の目で、
彼が何を求めているかがわかります。
「恭平、つまんないことを言っていないで…早くパンツを履きなさい」
母親らしく言ったつもり…
でもお互いに相手を見つめ合って…
まるで恋人同士のような気分になってしまいます…
「お母さん…ね、キスなら親子でしてもいいんだよね?」
恭平の言葉にハッとしました。
「ダメよ…何バカな事を言ってるのよ…」
私が拒むと…抱き締められて、
無理やりキスをされました。
すぐに恭平の舌が私の口の中に入り、
2人の舌が絡まり…
その間も息子の手は腰やお尻を触ってきて…
それはもう…恋人同士のようでした…
くちびるが離れると…
「お母さん…エッチなこと考えたりする?」
恭平が目を爛々と輝かせながら
私の腰をグイッと引き寄せました。
私はなにも言えず、うつむいてしまいます。
そのまま手を引かれ…息子の部屋に…
そしてまたキス…
「お母さんがいけないんだよ…
あんなにエッチな声を聞かせるから…
僕、お母さんを抱きたくなって
ずっとお父さんとお母さんのエッチを聞きながらオナニーしてたんだから」
恭平がオナニーをしているのは知っていました。
掃除してゴミ箱のゴミを捨てるときにアノ例の匂いがしていましたから。