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女の性癖、男の嗜好…(短編集)
第12章 杏子 23歳
夫の武司が私に挿入して
年齢に似合わない腰の動きを繰り返していました。
結合部のアソコからは
ぬちゃぬちゃと人工的なヌメリの音がしていた。
「杏子、どうだ?気持ちいいか?」
汗をいっぱいかきながら
その鼻先から汗が滴り落ちて私のおっぱいに冷たい刺激を与えていた。
アソコから流れる人工的なヌメリの音の正体は
潤滑油と呼ばれるローションによるものでした。
「君はなんだい。男に絶頂を味わわせて貰った事あるのかい」
夫は私の下半身をじろりと睨んだ。
私は大学に在学中に師である韮山武司准教授から
求愛を受けた。
両親は、やがて教授になるかもしれないと
年齢差がかなりあったが婚姻に乗り気であった。
これも親孝行の一つかもしれないと
私はさほど武司を愛してはいなかったが
流れに飲み込まれるように大学を卒業と同時に入籍をした。
私が濡れないのは今に始まったことではありませんでした。
初夜では体質的に濡れない女なのだと告げて
夫も「そういうものなんですね」と
私の言い分を素直に信じた。
上品ぶった女にはよくあることだと
夫は自分の性戯でそのうち体が馴染んで濡れてくると信じて疑わなかったが
結婚生活も一年になろうとすると
一度、医者に見せた方がいいのかもと感じ始めていた。