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女の性癖、男の嗜好…(短編集)
第12章 杏子 23歳

「君たち二人が起き出して寝室に入っていく気配を感じてね。
一部始終を見せてもらったよ。
杏子、君は不感症だと思っていたが私の勘違いだったようだ」

一部始終を…見られていた?

「杏子、自分にはどうしようもできない性癖というものがあるのだよ。
君は…複数の男とセックスしないと感じない体質なんだ」

だからね…

そう言って夫は二人の男に
「私が妻を抱く夜は連絡を入れるから
必ずどちらか一人は泊まりにきなさい
イヤとは言わせないよ。拒むのなら強姦したのだから警察に突き出すまでだ」

夫の提案に二人の男は従うしかありませんでした。

「私の推察が間違えていないことを
今すぐ実践してみようか」

そう言って夫は私をベッドに押し倒した。

「イヤ!いやよ!
彼らに見られながらのセックスなんて!」

しかし、夫の言う通り
今まで夫に乳首を吸われても何も感じなかったのに、二人に見られていることで初めて夫の愛撫が気持ちいいと思いました。
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