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女の性癖、男の嗜好…(短編集)
第20章 知世 35歳
「見ないで欲しい?
だがね、しっかりと見ないと
確認できないじゃないですか。
女の体は便利だからね
ここに盗んだ小物を隠すことだって出来るんだから」
「ひぃっ!」
そのあまりの気持ち悪さに全身に鳥肌が立った。
脂ぎった顔にギラギラと殺気立つ気味の悪い目をした年配の男が、
タバコで黄ばんだ歯をちらつかせながら
ニタニタと下品な笑みを浮かべて股間を覗き込みます。
男はべちょべちょと唇を舌なめずりして、
それが一層不潔さを醸し出しているのだが更におぞましかった。
そんな不潔の固まりのような顔が、
じっとアソコを見つめながら、ゆっくり足の間へ近づく。
それは、まるで蛇が獲物に狙いを定めるようにゆっくりと近づく様に似ていました。
とても清潔感があるとはいえず、
まともな女性なら嫌悪感を抱いて当然であろう口が私の性器に触れる。
「い…いやぁあ…」
抵抗ではない…
絶望の小さな声は、すぐに悩ましげな声に変わってゆきます。
「ぁああっ…っふ、ぅう…ん」
ベロリ、と長い舌が
割れ目の上から下までを一気になぞった。
とても長い舌でした。
その長い舌が、ネッチョリした唾液をまとわせて
縦横無尽に私のアソコを這いずり回り始めました。