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第20章 知世　35歳

「その苦しそうな顔もいやらしくていいねえ」

尾崎は知世のような
本来なら手も届かない高嶺の花を支配できる事に
性的な興奮を覚えていた。

「あぁっ、くう、ひぃい…」

女の体で最も敏感な部分を
ささくれだった指が掠かすると、
つま先がピンと伸びるような
甘く鋭い刺激が下半身を支配する。

「知ってるかい？女性の万引き犯の多くは
欲求不満からなんだよ
奥さんはクリトリスが気持ちいいんですね？
いやらしいなぁすぐ膨らんで勃起した
見せてやりたいなあ、クリトリスが皮から顔を覗かせてるよ」

尾崎のまるで実況のような発言の数々は
私の羞恥心をこれでもかと刺激し、
今大きく足を開かされて、
まじまじと凝視されています。
そうすると嫌でも強制的にソコに意識を集中させてしまっていました。

『これはただのボディーチェックよ、
ただの検査…』

そう自分に言い聞かせるのですが
夫以外の、それもこんな男に見られるなんて…
しかも、私…少しずつ濡れ始めていたんです

「や…いやぁぁ…見ないでぇぇ…」

言葉とは裏腹に
肉厚な陰唇はぱっくり口を開き、
ヒクヒクと刺激に飢えてしまっていました。

それを堪能しようと尾崎の顔がじわじわと近づいてきました。