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女の性癖、男の嗜好…(短編集)
第23章 康子 48歳
結婚して1ヶ月が経とうとしていましたが
息子の良一くんはあまり口をきいてくれません。
私を継母とは認めてくれていないのかしらと
とても不安になっていたのです。
夏休みに入ってもどこへも出掛けない彼の部屋に
私は思いきって部屋へ飛び込んでみました。
「なんだよ!勝手に入ってくるなよ」
「そう言うわけにもいかないわ
お掃除をしなきゃ散らかしっぱなしじゃない」
枕カバーも汚れていたので洗って上げようと
枕を持ち上げた時…
枕の下から見覚えのあるピンク色の私のショーツが…
どこにいってしまったのかと探していた下着が
良一くんの枕の下から出てきたんです。
「これって…」
「あっ!そ、それは…窓を開けて寝ていたら風にあおられて飛び込んできたんだよ
返してあげなきゃと思っていたのさ」
洗濯物が風で飛んだ?
嘘です。その証拠にショーツの股間部分は恥ずかしいシミが付いたままでした。
「正直におっしゃい」
私は少し強い口調で良一くんを責めました。
「ごめんなさい…洗濯機の中から洗う前に拝借しました…」
「どうしてそんなことを…」
「あんたが悪いんだ!
僕にあんないやらしい姿を見せるから!!」
どう言うことなの?と問いただすと
夫との愛の営みを見てしまったと白状してくれました。