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女の性癖、男の嗜好…(短編集)
第24章 早苗 33歳
「ご主人にもこんな下着で挑発するんですか?
それとも、この下着は不倫相手を興奮させるためかな?」
「…」
開き直って、そうよ愛人を興奮させるためよと白状したかったけど、あえて私は想像にお任せしますとばかりに口をつぐんだ。
「男ならたまりませんよ、この眺めは…」
紫色のTバックを後ろから引っ張りあげられ、
大事なところを隠す布地がおま○こに食い込む。
桃のようなヒップ、そしてそこから長くまっすぐに伸びる美脚を、私が嫌でも男に提供していた。
『駄目っ、見ちゃいやっ…』
助けを請うことも忘れ、私はただ、
夫にも見せたことのない妖艶な姿を男に見られていました。
羞恥心に耐えるように唇を噛み、私は顔を下に向ける。
ドキドキと、激しく鼓動が高鳴っているのを感じていました。
戸惑いや屈辱のせいではないではありません、
自分の体が、この危険な予感に満ちた遊戯を楽しんでいるのでした。
早く…早く入れてっ…
男に見つめられている視線を感じ、
焦るような気分が、私の体奥に湧き上がる。
男の指先を誘導するように、私は下半身を動かしてしまう。
あられもない格好で、
ヒップを男に突き出している自分に、
私はたまらない興奮を感じていた。
男の指示ではなく、
自分自身の意志でそれをしているのだと、
私は自らを責め、そして下腹部を熱くさせた。