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女の性癖、男の嗜好…(短編集)
第29章 安祐美 27歳

<実家に帰らせていただきます>

一行だけのメモと結婚指輪をテーブルに置いて
私は荷物をまとめてマンションを出た。

あれはいつからだったかしら
何でもオープンにしていた私たち夫妻でしたが
ある日、夫のスマホにロックがかけられていることに気づいた。

そういえば、最近しょっちゅうLINEの通知音が夫のスマホから聞こえるようになっていた。

『浮気?』

私の脳裏に、そんな二文字が浮かんでは消え
消えてはまた浮かんだ。

モヤモヤしたままでは気分が悪いので
興信所に頼んで夫の浮気調査をした。

結果は予想どおりのクロ!

しかも相手は同僚の女だそうだ。

私はたまらずにメモと結婚指輪を残して家を出た。

実家の両親はなにも連絡せずに急に帰ってきたので
夫婦喧嘩をしたのだとピンと来たそうです。

実家に戻って三日…
私のスマホは、うんともすんとも言わない。

『バカにしてるわ!
すこしぐらい弁解の連絡でもしてきなさいよ!』

頭を下げて女と別れたと言ってくれたら
振り上げた拳を下ろしてあげないこともなかった。
私の心の中には夫への未練が残っていた。

4日経ち5日になると、夫が同僚の女と宜しくやっていると思うと無性に腹が立った。

 
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