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女の性癖、男の嗜好…(短編集)
第3章 史絵 34歳

「ふう~…」

大きなため息をついて
彼はゆっくりとペニスを抜き始めた。

ペニスが瞬く間に萎んで
包茎のチ○ポはゆっくりと包皮が亀頭を隠してゆく。

私は少しばかり不完全燃焼だったけれど
久しぶりに夫以外のおちんちんを挿入してもらって
とても嬉しかった。

欲をいえば
もう少し大きなおちんちんなら
申し分なしだったけれど。

彼が抜け去ったあとを追いかけて
私の秘穴からトロリと彼が放出したものが流れ落ちる。

「えっ?」

私は驚いて枕元のティッシュを抜き取って
股間を拭った。
べっちょりと白い粘液がティッシュにまとわりついていた。

「うそっ!ゴムを着けてくれてなかったの?」

「いらないと思ったからさあ…
だって、こうして誘うぐらいだから
安全日なんだろ?」

「信じらんない!
妊娠したら責任は取ってもらいますからね!!」

嘘です…
ちゃんとピルを服用しています。

セックスが上手で
体の相性がバッチリなら
こんな風にケンカ別れみたいな真似はしませんけれど、山下さんが相手なら一度だけで充分です。

「帰るわ!」

私は子供の下校時間だからと
もう一発ハメたそうな彼を置き去りにして
ホテルを後にしました。

第3章 完

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