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女の性癖、男の嗜好…(短編集)
第5章 聖子 42歳
「もっと欲しい?」
「欲しいの!欲しいのっ!」
彼のモノが、一番奥まで入ってくる。
その熱さにに溶けてしまいそうになる。
ゆっくり、ゆっくりとした動き。
これが彼のセックスなのでしょうか。
ゆっくりゆっくり、私の中を楽しむようなセックス。
時たま、ぐるぐると腰を回す。
ぐちゅぐちゅ…
じゅぶ、ちゃぷ…
主人以外の男でこんなに濡れるなんて…
私の身体はさっきからずっと、
たくさんのいやらしい音を発し続けている。
「ぁんっぁぁんぁぁんっ…
気持ちいい、の。熱い、の。
すごいの、とけるのっ…ぁんっ」
「それは良かった」
私をとろけさせるな低い声で囁き、
彼は突然、私を突き上げてきた。
激しく強く、かきまわす。
腰を持ち上げ、突き続ける。
「ぁんっ!んん、ああああんっ…!」
私は、必死でシーツをつかむ。
そうしないと、意識が遠くに飛ばされる気がした。
そして唐突に身体の奥の奥に、
彼が放出した熱さを感じた。
「えっ?中に…出したの?」
「ごめん…貴女が素晴らしすぎて…」
怒りなどありませんでした。
だって、私の体が気持ちいいと言ってくれたのですから…
第5章 完