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OLのストッキング1(残業①)
第1章 残業…
 

「あっ、オレ、少しだけ残業してきます」

「おい、今日はノー残業デーだから、できるだけ早く帰れよ」

「はい多分、一時間掛からないんで…」
 と、いう事でオレは少しだけ残業する事にした…
 のは、ただの言い訳で…

 実は…

『あん、ヤダわ、またストッキング伝線しちゃった…』
 オレの隣の席の、憧れの悠里先輩が、ほんの二時間位前にそう呟き、トイレでだろうか、ストッキングを穿き替えてきて、その穿いていた伝線ストッキングを足下のゴミ箱に捨てたのを…
 オレは見逃さなかった。

 その時オレは…
 悠里先輩の脱ぎ捨てたストッキングが欲しい…
 と、心から切望したのだ。

 そう、オレはストッキングフェチなのである…
 だから、どうしても憧れの悠里先輩の脱ぎ捨てたストッキングが欲しい。

 だからオレはこの残業作戦を練り、決行した…
 

「よし…」
 社員のみんなは退社した。

 オレは悠里先輩のデスクの下に頭を入れ、ゴミ箱を覗く…

「あった」
 そして拾い上げ、ポケットにしまう。

「何してるの?」

「え?…」
 突然、不意に、後ろから声がした。

 それも、その声は…

「悠里先輩…な、なんで…」

「え、忘れ物よ…」

「忘れ物?」

「うん、忘れ物を取りに戻ったの…」

「あ…」

「それ、それはなぁに?」

「え、あ、それって…」

「それよ、それ…」
 悠里先輩はそう言って指を差す。

「え、あっ」
 そう、ポケットから、拾ったストッキングの先が出ていたのだ。

「あらぁ、そんなモノ、どうするのかなぁ?」

 全身から冷や汗が流れてきた…

「あ…」

「それ、さっき捨てたわたしのストッキングよね?」

「あ…い、いや…」

「なんでポケットに入ってるのかしらぁ?」
 悠里先輩は、淫靡で妖しい笑みを浮かべながら、そう囁いてきた。

「あ、い、いや、それは…」

 万事休す…だ。

 ああ、終わった…

 絶望の冷や汗が…

 いや、脂汗が流れてきた…


「………」





「5000円でいいわ…」

 すると…

「えっ?…」

「あ、そうだ、足コキ付きで…」

 なんと…

「足コキ付きセットで、10000円でどう?」

「お、お願いします」


「はい、まいど…」

 悠里先輩は…

 更に淫靡で妖しい笑みを浮かべてきた。


 



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