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第4章 引っ越し

「さぁ、入って。
疲れただろうから座ってて、珈琲でも用意させるからね」

「海斗さん、私が煎れますよ。
キッチンの場所を教えて下さい」

「まぁ、慌てないでいいんじゃないかな？
これからこの家で過ごすんだから、ゆっくりでいいよ。
それに佐伯を紹介しなければならないからね」


私は母が亡くなった後、一人暮らしをするつもりでしたが大家さんの反対で住む所が無くなってしまいました。
親戚も近場にいなく困っていると、海斗さんが家においでと言って下さいました。
ですから、今日から海斗さんのお家が私のお家になります。