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第30章 光と一息

『ご主人様、琴子でございます。
愛莉さんをお連れしました』

『入れ』


少し歩いた所の部屋に入ると、ご主人様がいらっしゃいました。

『愛莉よ、ここでは発言と愛莉でいることを認める。
2週間ほどは休息を取りなさい。
その間も琴子が面倒を見ることになる。
何かあったら琴子に言いなさい』

「ご、ご…
ごしゅ、じん、さま…ありが、とう、ご、ざいま、した」

『少しずつ話せばよい。
一月声を発せないとは大きいからのう。

琴子、任せたぞ。
ここでのことも説明してあげなさい』