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第34章 仕上げ

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愛莉が家に来て三日。
来たとき、この娘は瀕死と言ってもいいくらいだった。
夫の話では眠らせないと体が限界らしい。
藤田の姓は旧姓で、今は杉冴子。
でも、あの世界では藤田を名乗っている。


にしても！愛莉が来ることを楽しみにしてたのに…
醜い姿になっている愛莉を見ると、海斗君が憎たらしくなる。
次に会ったときは、海斗君にお仕置きしないと。

今日のお昼頃目を覚ますらしいから、それまではあの娘を苛めましょう。


『愛琉、終わったかしら？』

『ご、ご主人様……ごめんなさい』

バシッ！
『言葉遣い』

『ご主人様、申し訳ありません。
まだ作り終わっていません…』

『お前は駄目な奴隷だね。
仕方ない…真梨子！

今からこの子を躾てくるから、続きを作りなさい。
あと、夕食からは一緒に作って教えてやりなさい』

『畏まりました』



バシッ！バシッ！
『…ひゃ、く。
ご主人様、ありがとうごさいました』

『愛琉、お前はこのままでは延長になると思うわよ？
さっきの真梨子は、調理師の資格を持っているからしっかり教えてもらいなさい。
さてと昼食が済んだら、ここにある野菜の皮を全て剥きなさいね。
夕食に使う野菜よ』