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最愛の人
第34章 仕上げ
眠る気にならず、天井を眺めていると…
『あら、起きていたの?
お粥を持ってきたから食べなさい』
藤田さまに身体を起こしてもらい、お粥とお茶を口にすると喉の違和感が無くなったような気がします。
「ご、ご主人様…お手数をお掛けして申し訳ありません…
ごちそうさまでした…」
『……そうね。
看病させるなんて良い度胸してるわ。
でもね、同じ女として…今回のことは辛かったわね?』
藤田さまはそう言うと、抱きしめて下さいました。
『少し、私の話をしましょうか…
私ね料亭の一人娘なんだけど、女将になる前にSMスタジオで女王様をしていたの。
男たちを躾るのはストレス発散になったわ。
料亭の女将を継いだのは経営が危ないときで、融資を理由にある男性の愛人になった。
その人によって…M女にさせられてしまって、怪我をするたびに運ばれたのが杉の病院。
愛人が亡くなるまで傷だらけの生活だった』
藤田さまは、着物の帯を解くと身体を見せてくれました。
その身体を見て息が止まるかと思いました。
『あら、起きていたの?
お粥を持ってきたから食べなさい』
藤田さまに身体を起こしてもらい、お粥とお茶を口にすると喉の違和感が無くなったような気がします。
「ご、ご主人様…お手数をお掛けして申し訳ありません…
ごちそうさまでした…」
『……そうね。
看病させるなんて良い度胸してるわ。
でもね、同じ女として…今回のことは辛かったわね?』
藤田さまはそう言うと、抱きしめて下さいました。
『少し、私の話をしましょうか…
私ね料亭の一人娘なんだけど、女将になる前にSMスタジオで女王様をしていたの。
男たちを躾るのはストレス発散になったわ。
料亭の女将を継いだのは経営が危ないときで、融資を理由にある男性の愛人になった。
その人によって…M女にさせられてしまって、怪我をするたびに運ばれたのが杉の病院。
愛人が亡くなるまで傷だらけの生活だった』
藤田さまは、着物の帯を解くと身体を見せてくれました。
その身体を見て息が止まるかと思いました。