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第34章 仕上げ

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『いくら海斗でも、愛莉を不必要に泣かせたら容赦しない』

「冴子さん、怖いですよ」

『当たり前よ！
脅しているんだから、怖がってもらわなきゃ困る。


愛莉はいい女になったわ。
色々な師範でもさせたいくらいになった。
動作や中身もだけど、外見がね。
あれでＭ女なんだから、男にしたらいい餌ね。


私ね、こんなこと思ったのは初めてなんだけど…
大切にしてあげてよね？』

「冴子さんがそんなこと…奴隷を褒めるのなんてめて聞きました」

『愛莉はそれだけいい女になったってことよ！

その反面、愛琉は駄目ね。
あと１ヶ月延ばすことにしたわ！』

「従妹が申し訳ないです」


愛莉、私は本心から貴女を認めたのよ。
もしもあの時貴女の心の闇を聞き出せていたら…

そう思うのは、まだもう少し先のこと。


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