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第37章 管理者と奴隷

到着した奴隷の皆さんを見て、言葉が出ませんでした…
手足がない、目が見えない、歩くことができない…
引き取り手が見つからない理由がわかりました…

「愛莉、全て部屋に繋ぎ終わったか？」

「ご主人様、終わりました…」

「どうした？」

「……っく
どうしてっ！」

「愛莉、落ち着け！」

私はあまりにも酷い姿の皆さんを見て、怒りや恐怖等を抑えることができませんでした…

「愛莉、良く聞け。
あの奴隷たちはあれでもよかった方だ。
酷い状態の奴はNo.4やNo.5のように命を落としてしまう。
今日来た奴隷たちはちゃんと治療を受けて、命を繋げている。
あいつらは死ぬまでここにいて、看取るのは愛莉、お前だ。

お前だけはあいつらの希望でいてやってくれ」

「はい。ご主人様」