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最愛の人
第9章 お仕置き
電気が消され、真っ暗になった玄関。
私は四つん這いのまま、呆然としていました。
尻尾のせいで座れないのです。
横になるしかありません。
ゆっくりと横になり、今日一日のことを考えていました。
あの時、ノーと言っていたら…
でも、今の状況はそんなに嫌でもないと思っている自分がいて…
そんな事を考えていたら寝てしまっていました。
「美鈴、愛しているよ。
愛莉としてどうか耐えてくれ…
ごめんな…」
夢の中の私はご主人様の言葉を聞くことが出来ませんでした…