この作品は18歳未満閲覧禁止です
最愛の人
第2章 出会い
「佳奈が話していましたか。
両親の事は今でも悲しいですが、仕事が忙しくてね…
仕事に感謝ってところかな。
君こそ大丈夫なのかい?」
「佳奈に聞きましたか?」
「ああ、君は悪くない。
お母さんの看病をしていたんだろ?
それを理解できない男なんて大した奴じゃない」
私には父がいません。
私が小さい頃、事故で亡くなってから母が女手一つで育ててくれました。
そんな母が先月、体調を崩して入院してしまい、私がアルバイトをしながら病院に通っていました。