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最愛の人
第2章 出会い
「ありがとうございます。
でも、彼のことを後回しにしていたのは確かですから…
母はまだ休養が必要なようですが、大丈夫です。
佳奈には心配掛けてしまって…すみません」
「お母さん早く良くなるといいね。
佳奈が、君の気持ちを俺なら解るだろうからって言ってたよ。
何かあれば力になるからね?
俺に言いづらければ佳奈に言ってくれればいいから」
私はこの時、親切な人だなとしか思っていませんでした。
でも、ご主人様は最初から私の本質を見抜いていたのですね。