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はい。もしもし、こちら、夫婦円満本舗です。
第37章 『夫婦円満本舗の慰安旅行~城崎温泉~』
その駐車場と隣接するホテルの
専用の駐車場に車を置いた。
「え?じ、仁さん?ここっ
金波楼の宿泊者専用ですよ?」
駐車場に掲げられている看板に
金波楼宿泊者専用駐車場と書かれているので
慌てた様子で真奈美ちゃんが僕に
声を掛けて来た。
『うん、そうだね。
だって…今日泊まるからね』
「泊まる?泊まるってここにですか?
仁さんそれ本気で言ってるんですか?
ここ金波楼ですよ?」
『いいんじゃない?たまには
たまにしか来ないんだし…城崎なんて』
同じ兵庫県と言えども神戸から
城崎までは車で3時間の距離なので。
県内でありながらちょっとした旅行レベルだ。
「お正月の…金波楼なんて…
お泊りするの…ッ、高いんじゃ…」
『それだけ……真奈美ちゃんには
日々頑張って貰ってるし…。特に
この12月は頑張って貰っちゃったしね~
と言う訳だから、降りるよ~?』
今日の宿が金波楼である事に
戸惑いを感じている様子の真奈美ちゃんに
そう言うと自分はさっさと車から降りて
ドアのロックが掛けられないからと
助手席にまだいる真奈美ちゃんを急かした。

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