この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
はい。もしもし、こちら、夫婦円満本舗です。
第37章 『夫婦円満本舗の慰安旅行~城崎温泉~』
静かに……薄暗い客室の時が…
1秒……1秒…そして…10秒と
少しずつ……静かに進んで行く。
真奈美ちゃんからの…返事はない。
返事はないけど…それを結構ですと
拒否する…否定の言葉もなかった。
『こっち、おいで』
そう言って手を差し出した。
真奈美ちゃんの方に向けた手の平に
おずおずと…申し訳なさそうにしながら
真奈美ちゃんが…手を重ねて来た。
負い目…。
真奈美ちゃんが…僕にそれを
言い出せないのも…、僕からの
提案に返事を返せないと
返しにくいと…感じているのも…。
真奈美ちゃんが僕が普段相手をしてる
お客さん達と…自分は…立場が違うと
分かっている…から……なんだろう。
そして…その…負い目を…
感じているのは……僕も…一緒。
彼女に……、
萌花に…対する…
申し訳なさ…でしかない。
そんな事…気にしなくていいよ…って
一言…言ってあげられたら…いいのに。
萌花に対する申し訳なさと
目の前にいる真奈美ちゃんへの
申し訳なさ…を…僕は感じていた。

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


