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はい。もしもし、こちら、夫婦円満本舗です。
第7章 『静と言う名の女とオムライス』
こっちが…学校が終わって家に戻ると、
丁度、静が仕事に行く前で。
何となく…、疑問に思った事を聞いてみた。
それ位に、親父にしては珍しく
静との関係は長く続いていたから。
静は親父の女性関係がだらしないのも
愚痴をこぼしたりする事無く
静は受け入れてた感じだったし。
家に上がらせる女は多く居ても、
こんな風に、静みたいに
嫁や妻紛いの事をさせているのは静だけで。
何だかんだ言っても親父も、
忘れない程度にはたまに帰って来て、
その時は必ず、静の事も抱いていたから。
てっきり親父も…、自分のその辺りに
理解がある静と再婚するつもりで、
家に置いているのだと僕も思って居た。
だから中学2年生なんて
こんな風に…難しい年頃の息子の世話も、
静に全部丸投げしてる位…だったから。
まぁ実際には…の所、
静さんは、息子の世話もしては居たが。
息子の息子の世話もしてくれてたけど。
『あの、静さんは…、その…僕の…父と
結婚とか…って考えてないんですか?』
『結婚?結婚って何の事?
私と、純二さんとは、結婚は出来ないわよ。
あれ?もしかして、…仁君
何も…知らないの?お父さんから何も聞いてない?』