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はい。もしもし、こちら、夫婦円満本舗です。
第7章 『静と言う名の女とオムライス』
そんな話をしている間に、真奈美が
美幸の家がある周囲で、ワゴン車を
長時間放置しても大丈夫な場所に
チェックをしたマップを印刷した。

簡易の3Dモデルで、美幸の家の間取りを
再現した物にカメラとボイスレコーダーと
盗聴器を仕掛けるのに適した場所を表示させた物を
プリントアウトして物を仁の方に差し出して来て。

「もう、仁さんが時間さえくれたら
こんな適当なモデルじゃないモデルを
こっちも用意できるんですけど…も…ッ
仁さんが、急に言い出すから、この程度が限界ですよ?」

真奈美が、作ってくれた家の間取り図に、
複数ある設置する候補になる場所から、
仁が…数か所に絞ってカラーペンでマーキングをする。

『何言ってんの、仁さんはある程度は
あの家の間取りは把握してるし、
これだけの物あの時間で仕上げらえるなんて、
やっぱり…真奈美ちゃんは優秀だってば。
あ、そうだ…優秀ついでに…もう1仕事してよ』

茂木がそれをしてる間に、
事務所のスチールラックの所で
あるだけの盗撮用の小型のビデオカメラを
真奈美が充電をし始めていて。

「今、真奈美は…これが忙しいですけど?」

『大丈夫、早漏位、すぐ終わるからさ。
もう、びっくりするぐらいすぐよ?』

「だから、仁さん…は、
いちいち例えがセクハラなんですってば」

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