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第8章 『仁さんの初体験』

さっき生で挿入させて中出しまでさせたのに。

どうしてなんだろうと思いながら
疑問に感じつつも、枕元の所に箱に入れて
置かれているコンドームを適当に手に取ると。

先に風呂場に行って居る
親父の後を追いかけて風呂場に向かった。

親父は静を風呂の椅子に座らせて、
身体を洗いながら合間にキスをしていて。

何だかんだ言って…親父も、静に
情が沸いてるんじゃないかと思いつつ。

その２人の言われれば夫婦にしか見えない。
甘いやりとりを、風呂場の入り口から
僕は見て居たのだが。

『父さん、これ…コンドーム…持って来たけど…』

静の身体の泡をシャーっとシャワーで流すと。
シャンプーボトルの並んでいる棚から
１本のポンプボトルを親父が
こっちに手渡して来て。

そのポンプボトルは…、
ボディソープと書かれていて。
今身体洗ったのにと思って居ると。

『仁、その中にローション入ってるから…
静の身体に塗ってやんな』

『これの…中身…ローションなの…？』

『業務用のがあるんだよ』

業務用と聞いて…、話を聞くと。
自分の知り合いのヤクザが
シノギでやってる風俗店から…
希釈した濃縮タイプのローションを
分けて貰って来たやつだと話していて。