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はい。もしもし、こちら、夫婦円満本舗です。
第9章 『茂木純二と真奈美』

月に3日…延長保育に預けられるのを、
3ヶ月ほど…繰り返した後に、
お母さんが妊娠したの…って言って。

スーパーで売ってる
2つ入ったショートケーキを
その日はお祝いって買ってくれて。

一緒に食べたのを憶えてる。

赤ちゃんが出来たって聞いたけど、

お母さんの所にはおじさん達が遊びに来るから。

おじさん達は…中出し…させてあげたら

いつもより沢山お金くれるからと言ってたけど。

お腹に赤ちゃん…居るから、なかだし…しても

大丈夫だからお金沢山いつもよりもより貰えるって。

なかだし…って何だろう?

その日も…近くにあるこども食堂に行くと。

そこに…明美さんと、茂木のおじさんが来てるのか

茂木のおじさんの車が停まっていて。

明美さんが慌てた様子で私が来たのに気が付いて、

エプロンを付け直して奥の方から

こっちの食堂に慌てて出て来た。

そうだ…茂木のおじさんなら

…中出しの意味…知ってるかも。


『ねぇ、茂木のおじさん…』

『どうかしたのか?真奈美』



『なかだしっておじさん知ってる?
お母さんが言ってたの、お家に来る
おじさん達はなかだしさせてあげたら
喜んでお金沢山くれるんだって、
茂木のおじさんも好き?』

ブハッ…と盛大に…純二が飲もうとしていた
明美が出してくれたコーヒーを噴出していて。

『茂木のおじさん…汚い』

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