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はい。もしもし、こちら、夫婦円満本舗です。
第10章 『次の日の朝』
『本舗の郵便受けに入ってたんだってばッ。
真奈美ちゃんのストーカーさんが
律儀に…これと一緒に入れてくれてたよ?』
そう言ってジップロックに入れてる、
緑やピンクの使用済みの精液入りの
コンドームが…入ってる袋を見せて来て。
『毎日…真奈美ちゃんの裸で
シコシコして、精液入りコンドーム
捨てないで、集めてくれてたみたいね?
んで、朝っぱらから…仁さんの
お仕事…増やさないでよ、真奈美ちゃん。
さて…、ちょっと
面倒くさい事になっちゃったけど。
ストーカーさんが…、シコシコで満足
出来なくなっちゃって、凸して来るって
そんな可能性もあるし、…警察…届ける?』
「警察なんて…信用できませんよ…ッ。
ストーカー被害訴えてた女性が、
殺されたって事件なんて珍しくないですもん」
『まぁ…今日は…美幸さん家に今から
行かないと…行けないし…、
真奈美ちゃんは朝ご飯終わってるんだったら、
この…写真を撮ったストーカーさんの
お住まいは…朝飯前じゃないけど
優秀な助手の真奈美ちゃんなら。
10分も掛からず、割り出せるでしょ?』
「それは…仁さん…、割り出せますけど…。
その…真奈美は…
ここにもう住めないんですか?
出て行かないと…ダメなんですか?」