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はい。もしもし、こちら、夫婦円満本舗です。
第13章 『夫婦円満本舗の慰安旅行』

パチパチと仁が真奈美のその発言に、
驚いた様な感じの顔をして居て。
『え?真奈美ちゃん、もしかして
仁さんの事襲いたかったの?
襲われるよりもそっちの方が好きだった?』
そんな風にイチイチ人の事、
揶揄う様にして来て
こっちの反応を楽しんでるんだから。
仁さんは結構、
子供っぽい所があると思うんだけど…。
「馬鹿な事ばっかり言うんだったら、
仁さんの事、襲いますよ?」
『なっ…、その切り替えしは…ちょっと、
仁さんも予想外だったんだけど…ッ。
はいはい…僕はもう着替え終わったから、
早く、一緒に大浴場に行こうよ?』
結局、仁さんに急かされる様にして
部屋で浴衣に着替えてから一緒に部屋を出て。
驚いた事に…、この温泉旅館には。
男性の大浴場の彦星。
女性の大浴場の織姫と。
新しい新大浴場の天の川があって。
『折角だしさ、新しい方入るよね?天の川』
「と言うか…同じ階に…全部あるんですね…」
とりあえず…仁さんの希望もあって、
新しくできた新大浴場の天の川へと向かった。
新しい大浴場は勿論新しいから、
ピカピカなのはその通りなのだけども。
その天の川の由来は、
インフィニティ露天風呂にあって
夜になると水面に星空が映るからなのだそうで。
そして…湯船の底に…ライトが埋め込まれていて。
水面に映った星空の中に、
湯船の底のライトの天の川が浮かぶのだそうだ…。

