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はい。もしもし、こちら、夫婦円満本舗です。
第13章 『夫婦円満本舗の慰安旅行』
そう…ここに泊まるのも…
自分が、泊まってみたかったからだと
お礼を言われる程じゃないと
仁さんに言われてしまって。
大浴場を堪能してお部屋に戻ると、
お部屋の机の所には
すぐに食べられる状態で
夕食が用意されていた。
仁さんがお部屋食のプランで
予約をしてくれていた様で。
メインは地元の和牛の、姫島牛を使った
すき焼きがメインのコースの様だった。
すき焼きだけじゃなくて、
他にも豪華なお刺身の盛り合わせや。
前菜の盛り合わせもあって。
お肉だけじゃなくて、
ロブスターのテルミドールに
鮑の陶板焼きもあったので。
かなり豪華なお夕食を頂きながら
最初から飲むつもりで居た様で。
ちゃっかり地元の地酒も
予め頼んであった様だった。
「あの…仁さん…もしかして…」
『あ、気が付いちゃった?
お刺身は元々のを
グレードアップして貰ったんだよね。
ロブスターと鮑は、食べたかったし、
追加注文したんだけどさ。
だって、どうせだったら、
すき焼きだけじゃなくてさ
お魚も食べたいでしょ?
鮑は僕も好物だしさ。
美味しい物を頂きながらさ、
美味しい地元のお酒飲みたいしね、僕は』