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はい。もしもし、こちら、夫婦円満本舗です。
第13章 『夫婦円満本舗の慰安旅行』
「何言ってるんですか、
仁さん程じゃないですって。
それに…仁さんも狡くて、
真奈美も狡いなら狡い者同士で、
丁度いい感じになりますよ?ね?」
と…まぁ…こんな感じに…良い歳した…、
32歳の男が…、19歳の女の子に…
してやられてしまった感じ…ではあるが…。
「それに…真奈美は…こう見えても、
気も長い方だと思うんですよ?それに…」
『そんな事は…分かってるよ…』
僕と…真奈美ちゃんは…こんな風に…
どっちつかずの関係を…曖昧にしたままで…。
助手以上…恋人未満みたいな…そんな関係を…。
この先も…続けて行く事で…、
纏まってしまっていた。
「はぁ…でも…天の川の…星の露天風呂…
入り損ねて…しまいました…ぁ…」
『でも…あそこの露天風呂なら、
今なら…貸し切りの
星の露天風呂じゃない?』
そう言って、大浴場のライトアップされる
インフィニティ露天風呂に
入り損ねてしまった事を
真奈美が残念そうにして漏らすと。
仁が…この客室の
ベランダにある露天風呂なら、
星空を見ながら入れると言って来て。
「あの…仁さん…その…、
ここの…露天風呂に…
私と…、一緒に…入りませんか?」