この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
はい。もしもし、こちら、夫婦円満本舗です。
第14章 『慰安旅行・翌日』
仁が真奈美の背中に自分の手を添えて、
トントンと落ち着かせる様にして
真奈美の叩いて来て。
『だって、まだ…1回しか…
真奈美ちゃんと、慰安旅行してないし。
今回は近場だったけど、
今度は、県外にも行きたいしね。
それに…まだ、
円満解決してないご夫婦も居るしね。
死ぬわけには…行かないよ、僕も』
仁が真奈美に手を伸ばして、
自分の指の腹で真奈美の目から零れている。
涙の痕を拭い取って行く。
「……っ…、じ…仁さん…ッ、私…ッ」
『いいよ…、真奈美ちゃん…。
何も言わなくていいし、謝らないでいいから』
「でも…ッ、…――んッ!!?」
またその口が…
謝罪の言葉を紡ごうとしてたので。
考えるよりも先に…
身体が動いてしまって居て。
真奈美の言葉の続きを
唇で塞いでキスで遮ってしまった。
ああ…何を…、
してるんだか…な、僕は…。
真奈美ちゃんには…、
今すぐに前を向く勇気がないから…
今の関係のままで…って
昨日…一緒に部屋の
露天風呂に浸かって
真奈美ちゃんに、言ったばっかりなのに。
トントンと落ち着かせる様にして
真奈美の叩いて来て。
『だって、まだ…1回しか…
真奈美ちゃんと、慰安旅行してないし。
今回は近場だったけど、
今度は、県外にも行きたいしね。
それに…まだ、
円満解決してないご夫婦も居るしね。
死ぬわけには…行かないよ、僕も』
仁が真奈美に手を伸ばして、
自分の指の腹で真奈美の目から零れている。
涙の痕を拭い取って行く。
「……っ…、じ…仁さん…ッ、私…ッ」
『いいよ…、真奈美ちゃん…。
何も言わなくていいし、謝らないでいいから』
「でも…ッ、…――んッ!!?」
またその口が…
謝罪の言葉を紡ごうとしてたので。
考えるよりも先に…
身体が動いてしまって居て。
真奈美の言葉の続きを
唇で塞いでキスで遮ってしまった。
ああ…何を…、
してるんだか…な、僕は…。
真奈美ちゃんには…、
今すぐに前を向く勇気がないから…
今の関係のままで…って
昨日…一緒に部屋の
露天風呂に浸かって
真奈美ちゃんに、言ったばっかりなのに。