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はい。もしもし、こちら、夫婦円満本舗です。
第14章 『慰安旅行・翌日』
真奈美ちゃんにどっちつかずな態度を
ずっと取っておきながら、
自分からこんな事してるんだもんな。
コンコンと…ドアをノックする音が聞こえて。
キスをしていた身体を慌てて離した。
『茂木さぁーん、失礼します…、
点滴の交換に…って、
茂木さん、意識…戻られたんですね?
傷の痛みは大丈夫ですか?痛み止め
処方ありますので、痛かった飲んで下さいね』
点滴の交換に来た看護師が、そう
ベッドの上の僕に声を掛けて来て。
僕の気の所為…じゃなかったら…。
その看護師の視線が…僕の顔と、
股間の辺りを交互に見てるのは…
僕の気の所為だろうか?
それに…、心なしか…真奈美ちゃんが…
凄い…あの看護師さんの事
睨んでるの気の所為かな?
それに…、何だか…
あの看護師さんの顔が赤いのは…
僕の思い違い…の見間違いだろうか?
点滴の交換を済ませて、そのまま病室を
看護師が後にして2人だけになると。
むぅっと…真奈美が口を尖らせていて。
『ねぇ、真奈美ちゃん…どうしたの…?
そんな顔しちゃってさ…、
あの看護師さん、
真奈美ちゃんの知り合いとかなの?』
さっきの看護師の態度と
真奈美の視線が気になって。
仁がそう声を掛けた。