この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
はい。もしもし、こちら、夫婦円満本舗です。
第22章 『初めての彼女』
「んんッ……ッ」
自分の口から漏れる声に
戸惑いの色を…隠せなくて
恥ずかしそうにして声を抑えようとする。
そんな…彼女の姿を見ていると…
可愛らしいと…感じてしまうし。
その…声が…漏れてしまうのを…
柏葉が抑えようとしてる姿に
気持ちいい…に柏葉が負けてしまって
声を…感じるままに漏らす姿が…
見たいしその声を聞きたいと…
そんな風に…思ってしまう…。
こんな…2人の…秘密を
彼女の両親の留守に……重ねる様な
夏休みを…僕と彼女は過ごしていた。
そんな…ある日の…事…。
いつものように…塾の
夏期講習の後に…柏葉の家に行くと。
「あのね…、仁君…。
明日ね…、私の部屋に…
泊まらないかなって。その…、
うちの両親…、
明日から旅行に行って…、
3日間居ないから…。毎年ね…
夏休みに家族旅行するんだけど。
偶には…夫婦ふたりだけで
楽しんで来たらって…言ったの…」
カラン…と…テーブルの上に
置かれていた麦茶の入っている
グラスの中の氷が音を立てた。
彼女からの…そんなお誘いを…されて
僕は…首を縦に振るしか無かった。