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はい。もしもし、こちら、夫婦円満本舗です。
第22章 『初めての彼女』
今日の夕飯は…
柏葉が作ってくれるらしいので、
荷物をマンションに置いたら。
二人で一緒に…
近所のスーパーに向かった。
こっちが買い物カゴを持って、
スーパーの野菜コーナーで
今日は何が食べたい?と彼女に聞かれて。
思い浮かんだのが…
オムライスだったので、
柏葉にオムライスをリクエストした。
「仁君。こうしてると…何だか、
…新婚さんみたいだね…?」
新婚さんに…
周囲から見られているのか
どうか…は僕にはわからなかったけど。
同棲してるカップルぐらいには
見えたのかも…知れない。
買い物を済ませてマンションに戻って、
柏葉の部屋で一緒に宿題をして過ごす。
僕がここに来て1時間半ほどして
柏葉が…壁の時計の時間を見て、
テーブルの上を柏葉が片付けると。
「仁君、私…お夕飯の用意するから。
仁君は…ここでゆっくりしててね…」
『いいよ。僕も…手伝うよ』
静さんが…いつも
ご飯の支度をしてくれてたけど、
自分も…用意が
出来ない日があるかも知れないし。
簡単な料理位は…出来ないとねと。
ある程度の料理位は…作れる位には、
静さんには…教えて貰ってたので。
材料を切ったりする
手伝いぐらいは僕にもできる。