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第27章 『個人パーティーのサクラ』

夫婦円満本舗の名刺…には…
代表として仁さんの名前が入ってるが
一応助手として真奈美の名前も
入ってる感じなので。
名刺って程畏まったものじゃない
本舗のパソコンで真奈美が作った
名刺的な物を交換で五十嵐に渡した。


『樹さん…今日は一体……、
わざわざ…こんな形で連絡して来て
どう言った感じのご相談ですかね？』

お客さんではあるけど、知り合いでは
ある事には違いないから割と
仁さんも砕けた感じの態度で
五十嵐に対して接客をしていて。

「急な話で申し訳ないんだけど。
実はね…１２月９日の夜に、
シークレットパーティーをね
僕が持ってるマンションでするんだけど…
そこにね……サクラに来てくれないかな？
用意してた子がね、急にね…、
話を断って来ちゃって…困ってるんだよ」

どんなシークレットパーティーか
何となく…想像は出来てるが…。
そう言う…業界関係とか…どっかの
お偉いさんとかを招いての性的な
接待をする感じのパーティーを…、
大々的じゃないシークレットパーティー
って形でしている…みたいで……。