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第27章 『個人パーティーのサクラ』

『ダメですよ、樹さん。
その子はここの助手なんでね…。
そう言う副業は許可してないんで』

そう言う副業がどう言う副業なのかと
真奈美が仁にこそこそと小声で尋ねると。
この、本日のご依頼者の五十嵐樹は
とあるＡＶ制作会社の社長なのだそうで。

仁さんが現役時代は監督をしていて、
自分のプロデュースする企画物に
何度か仁さんを起用していたのだそうで。

現役引退した後も、何度か…
個人撮影的なのでゲストとして
呼ばれて個人撮影の替えチンポとして
顔出し無しで出演者に名前ださないで
出たりとかは…した事があったのだそう。


「一応、僕の名刺渡して置くから、
その気になったら連絡してよ。
美味しい焼肉屋さん知ってるから、
食事でもしながら…色々と
お仕事についての説明とか
相談とか…させて貰うし…渡すだけね？」

と…真奈美に自分の名刺を
五十嵐が差し出して来て。
真奈美が仁に助けを求める視線を送るが
お客様である手前、名刺を突き返すのも
失礼に当たるので真奈美は名刺を
頭を下げながら受け取って。