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第27章 『個人パーティーのサクラ』

『まぁ、昔から色々な方面に
顔が広い人だからねぇ…、樹さんは…、
あっちは女優、あっちはモデル…。
あっちは…有名芸人だね…？』

参加者の顔ぶれも…有名人や
著名人や会社の社長なんかの
集まるパーティーの様で…。

出される料理も、酒も…
高級な一級品と呼ぶのがピッタリだ。

このパーティールームでのパーティーは
普通に…交流会的な…感じの物で。

『まぁ、樹さんも１次会の間は
好きにしてくれてたらいいって
言ってくれてたし、僕らも楽しもうよ…』

バーテンダーの男性も、大会の
優勝経験のある有名なバーテンダーで。
その見事なシェイカー捌きで、
注文したギムレットを用意してくれて。

真奈美ちゃんは未成年だから、
ノンアルコールで頼むよと
伝えると可愛らしいグラデーションに
なったノンアルコールのカクテルを
用意してくれて。乾杯して口を付ける。

このパーティーの主催である、
今回の依頼主である五十嵐樹は
各界著名人のゲストに囲まれて
カクテルを片手に談笑している。

ある程度……時間が経過して、
五十嵐主催のパーティーは
お開きになって、パーティーに
招かれていたゲストの殆どは…
このパーティーだけで帰って行って。