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はい。もしもし、こちら、夫婦円満本舗です。
第27章 『個人パーティーのサクラ』

僕は…自分の着ていた
スーツのジャケットを脱いで
シュルっとネクタイを緩めた。
勿論…に…それも…
観客に向けて視線を送りながら。
「キャ―――♡
仁君…素敵…♡イケメンだわ♡」
景子さんは…僕のスーツ姿
気に入ってくれているみたいで、
ワイン片手に楽しんでいる様なので。
『じゃあ…、始めようか?』
「は、はい…♡よろしくお願いします♡
JINさんにお相手して頂けるなんて、
何度も…あのDVD観てたので…
私、夢…みたいで…嬉しい…です…♡」
『じゃあ、…良い時間に…しないとね…』
この…道を選んだ…んだし、
この先…この世界で生きて行くのに
いい思い出が…ある方が…楽だろうし。
恋人同士の様なムードを作って、
ベッドの上で女優と見つめ合う。
樹さんが推したいと言うだけあって
ビジュは…100点…以上の
顔面偏差値は高い容姿をしている。
良いのは顔だけじゃなくて、
声も…話をしている声も
若い女性らしい可愛らしい声で、
身体もスレンダー巨乳で…、
20代前半の若い女性だけが持つ
キメの細かい肌をしている。
ただ…それだけじゃ……、
売れるって世界じゃない…。
顔が可愛いだけの女優なら
綺麗なだけの女優なら…、
胸がデカい巨乳なだけの女優なら
掃いて捨てるほどいる世界なのだから。
見た目だけが良くて売れる
そんな甘い世界ではない…。

