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淫魔の宿へようこそ
第7章 背徳を覆う淫魔の愉悦



「はぁ…ん、ぅううっ…あっ」

「気持ちいい? セシリア? 気持ちいいよね…」

密やかに言い聞かせてくる彼の声に返事をする余裕などありません。
彼の手のひらが衣服越しにニコルの乳房を包みます。

「ぁんっ!」

握り込むように揉まれた後にそれが素肌に分け入ってきます。
さらに胸の先を指で摘まれればもう堪らない気持ちでした。

お腹を起点としていた刺激の中枢が分散され、より高みへと押し上げられます。

「ひゃぅうっ……」

指の間に突起を挟まれて、その直後に指の腹で乳頭の側面を扱かれるのがはっきりと分かりました。

「ふふ、可愛い反応」

ドルードは甘やかな声色で呟きました。

甘美な刺激に耐えかねぷっくりと顔を出している、ニコルの両方の乳首を同時に捻るように摘み上げます。

「あぅううんッ!」

普段なら彼女が痛みを感じるはずの力加減にも、愉悦へと変換されてしまいます。

「ほら、こんなに腫れ上がってる」

彼の指先が先端を押し潰すようにして捏ね回し、彼がニコルの肩越しにその様相を伝えてきます。

胸の頂点を弄びながら子宮口付近を捏ねるようなピストン。

今晩の彼はまるで顔色一つ変えずに容赦なく自分を貪る、まさに彼女にとって淫魔そのものの性の悪魔のように思えました。




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