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dear大切な人~クリスマスの奇跡~
第10章 Xmasは悪魔な日っ!?
「優奈..もう一度..」
「..うん..いいよ..」
そして唇を重ねた。
魔界にも雪は降るのだろうか。
窓の外を見て、快感に飲まれながらふと思った。
「ん..シド..雪だね。綺麗..」
「ああ..本当だ。しかし優奈の肌の方が綺麗だぞ..」
「ば。ばかっ!..あっ」
動きを止め、くすくす笑うシドをちょっと叩くと、シドが優しい瞳で私をじっと見た。
私もみつめ返す。
「..ホワイトクリスマスだね。メリークリスマス。」
「ああ..メリー..クリスマス..」
そして唇を重ねると、シドがまたゆっくり腰を動かしだした。
大好きな人と過ごせたクリスマス。
これからまた色々ありそうだけれど..
私たちを引き合わせてくれた、神谷くん..もとい元魔王様、お父様に心の中でありがとうと言った。
来年も、再来年も。
私は大切なこの人の腕の中で過ごしたい。
ちょっと悪魔な夜は、雪と一緒に幸せが舞い降りた夜になったー