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dear大切な人~クリスマスの奇跡~
第10章 Xmasは悪魔な日っ!?

「....」

そっとシドを見上げると、ムッとした顔で窓を見ていた。

「し、シド....」

パッとこちらを向くと、ぐいと押し倒された。

「きゃっ..ん..」

そのまま唇を重ねられ、激しく舌を絡められる。

「んっ..ふ..ピチャ..」

すっと離すと、銀色の糸が見えた。
髪をかきあげられ、ため息をつく。

「またアイツ..優奈、ワシから離れるなよ..」

「..シド、またワシって..」

私が言うと顔をあげた。

「?..本当だ..何故..」

「神谷くんが来たからかな?」

「..だから神谷と呼ぶな。」

「あ、ごめん。」

私はムッとしているシドの頬に手を伸ばした。

「大丈夫だよ。私はシドが大好きだから。」

「本当か?愛しているか?」

「くすっ..うん..愛してる。シドをずっと愛してるよ。」

「優奈..」

そしてまた覆い被さると、鎖骨を撫で上げられた。
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