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dear大切な人~クリスマスの奇跡~
第1章 あなたと初めて
「はあっ..早苗っ..俺!」
「うん..んっ..いいよ..イって?あつしっ..あっ..」
篤は顔をあげて私をみると、荒々しく唇を重ねた。
そして、 小さくうめくと、中で小さくなっていくのがわかった。
ズルッと抜き、早々ゴムを外し捨てると、私の隣に倒れこんだ。
「はあっ..早苗..ごめん..先に..」
申し訳なさそうにいう篤に向き直って、私はぎゅっと抱きついた。
「ううん..幸せだから..初めが篤で良かった。篤が大好きだよ..」
嬉しそうに私を覗きこむ彼に笑いかけると、チュッとキスされた。
「早苗、来年のクリスマスも一緒に過ごそうね。」
「うん!」
私たちはまたぎゅっと強く抱きしめあった。
それから幸せに包まれて迎えた朝は、ちょっと照れくさくて、二人でコツンと額をつけて笑った。
私の初彼とのクリスマス。
来年も一緒に過ごしたいな、そんな風に思いながら、私は大切な人の鼓動を感じながら、また目を閉じた。