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dear大切な人~クリスマスの奇跡~
第6章 サンタさんお願い

二人が顔をあげて、美里をみた。

「美里、いらなくない?」

「え?」

「美雪がいるから、ママとパパは美里いらないって....」

美里がいうと、びっくりしたような顔を見合わせた。

「そんなわけないでしょう?」

「美里は大事な宝物だよ。」

美里はぎゅって胸が苦しくなってまた抱きついた。

そのままパパにぐいっと抱き上げられて、家に入る。
すると美雪の泣き声が聞こえた。

三人で寝室に向かうと、ママが美雪を抱き上げた。

「ほらほら....お姉ちゃんがいなくなって美雪も泣いちゃったねぇ..」

そういって美里の所にきた。
美里が覗きこむと、不思議なことにピタッと泣き止んだ。

「あら?」

ママがびっくりしたように美里を見た。
美里がおそるおそる手を伸ばすと、ぎゅっと指を握る。

そして..

「笑ったぁ..」

美雪がニコッと笑った。

「ママたちが抱っこしても泣き止まないのに、美里を見るといつも泣き止むのよ。」
「美雪は美里が大好きなんだなぁ」

ママとパパが美里を見て笑った。
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