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ブルマー狩りの季節
第4章 柿谷早苗のブルマー【鑑賞】
私はアルバムから、早苗の写った写真を全て外して、それを早苗に渡した。
今のうちに、正確に述べておこう――早苗の写った写真“だけ”を、渡した。
写真を受け取った早苗は、まだはらはらと泣いている一方、いささかの安堵の表情を浮かべた。
然る後、彼女は鞄とスポーツバッグをそれぞれ手に持って、理科準備室を立ち去ろうとした。
が、出入口のドアを開けようとしたその瞬間に、私は早苗の背中に向けて、聞いた。
「柿谷は自分だけ助かれば、それでいいのかな?」
早苗が振り返った。
「どういう意味ですか……?」
少々驚いた顔をしてそう聞き返した早苗に、私はにこやかに笑いながら(無論、私は私の“にこやかな”笑みが、早苗の目には不気味に映ることを承知している)、平然と言った。
「先生は、柿谷の写真の代わりに、他の生徒の写真を投稿するつもりだ……先生が撮影したのは、柿谷だけじゃないからね……」
“少々”だった早苗の驚きの表情が、瞬く間に“多分”へと変わり、その驚愕の表情を経て、やがて怒りへと変わった。
早苗がつかつかと、私に詰め寄った。
「先生っ、他の女の子の写真も、私に渡して下さいっ……」
これ以上なく強い口調でそう言った早苗に、私はやはり“にこやかに”笑いながら、聞いた。
「勿論、渡してやってもいいが……柿谷は写真と引き換えに、先生に“何”をくれるんだい?」
早苗が何か言い返そうとした――それを遮って、私は独り言のように呟いた。
「先生、柿谷のブルマーが、欲しいなあ……」
早苗がまるで化物を見るような眼差しで、私の顔を見つめた。
今のうちに、正確に述べておこう――早苗の写った写真“だけ”を、渡した。
写真を受け取った早苗は、まだはらはらと泣いている一方、いささかの安堵の表情を浮かべた。
然る後、彼女は鞄とスポーツバッグをそれぞれ手に持って、理科準備室を立ち去ろうとした。
が、出入口のドアを開けようとしたその瞬間に、私は早苗の背中に向けて、聞いた。
「柿谷は自分だけ助かれば、それでいいのかな?」
早苗が振り返った。
「どういう意味ですか……?」
少々驚いた顔をしてそう聞き返した早苗に、私はにこやかに笑いながら(無論、私は私の“にこやかな”笑みが、早苗の目には不気味に映ることを承知している)、平然と言った。
「先生は、柿谷の写真の代わりに、他の生徒の写真を投稿するつもりだ……先生が撮影したのは、柿谷だけじゃないからね……」
“少々”だった早苗の驚きの表情が、瞬く間に“多分”へと変わり、その驚愕の表情を経て、やがて怒りへと変わった。
早苗がつかつかと、私に詰め寄った。
「先生っ、他の女の子の写真も、私に渡して下さいっ……」
これ以上なく強い口調でそう言った早苗に、私はやはり“にこやかに”笑いながら、聞いた。
「勿論、渡してやってもいいが……柿谷は写真と引き換えに、先生に“何”をくれるんだい?」
早苗が何か言い返そうとした――それを遮って、私は独り言のように呟いた。
「先生、柿谷のブルマーが、欲しいなあ……」
早苗がまるで化物を見るような眼差しで、私の顔を見つめた。